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2016/05/31(火)
天気:晴れ
「週末増田町」してみた。
地元の観光コンテンツというものは、地元住民にとりましては意外とノーマークでして、いつでも行けるという安心感から、ついぞ訪れることのない、逆に未知の世界だったりするものです。
この蔵のある町「増田」もそんな位置付けの町でしたので、この週末、近くまで所用ででかけたついでに、ぶらりと増田観光して参りました。
おそらく前知識ないまま訪れる人は、蔵の町言うとるが、ないぞ蔵ぁ!となるでしょう。ちゃんとあるんですよ、ほら。
そこのレトロなお宅の二階の窓から、その蔵が覗いているでしょう。ちょっとシュールな景観ですが、これは内蔵(うちぐら)と言いまして、雪国で見られる蔵の佇まいなんです。
表通りに面して、お店、母屋などを置き、その奥に水屋、井戸、その奥に内蔵がありこれらをすっぽりと、大きな建物で覆っているんです。
その長大な建物の外に、外蔵がさらにあり、庭があり、裏通りに面して門が構えられているのです。
こうした内蔵(うちぐら)が、この狭い範囲に密集して存在するのは全国的にもこの増田町ぐらいなもの。しかも歩ける範囲に十数軒もの見学可能な内蔵があるのですから、何も知らないと、わざわざ観光のために移設させて後から作った観光施設かと思っちゃいそうです。
しかしここは歴史ある蔵の町。ちゃんと、国選定の重要伝統的建造物群保存地区に認定されているんです。
荘厳な内蔵もいいですが、歩いていてふと目にとまるレトロな建造物もかなり萌えポイント高くてテンション上がります。
こちらはバス停。座ってバスを待ちたくなるベンチがもう堪りません。
他にも、370年以上も続く朝市や、地元の酒蔵、メンチカツや、干し餅のあられなどなどなど。好奇心に比例して面白い名物が見つかる、探検心をくすぐる場所でした。
観光案内所「ほたる」で情報を仕入れて、ぶらり散歩してみてくださいな。
本日のランチはメインストリートにあるお店で、焼きそば。世間的にはご当地グルメ殿堂入りした「横手焼きそば」ってヤツですな。