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2016/08/12(金)
天気:晴れ
消火訓練でした。
先日、秋田工場の消防訓練がありましたよ!
9時30分に工場の一角から出火したと想定し、発見者が火災報知器を鳴らすとともに初期消火を試みるも火の手が早く、全館避難する、というシナリオです。
役が与えられていない社員は、すみやかに社外へ避難するだけですが、
出火の時間が近づくと、今か今かとドキドキしながら、おはよう娘はいつになくそわそわしてその時を待ちました。
だいたい消火訓練はシナリオ通りに粛々とコトが進むものですが、数年前の消火訓練は会長が在社だったこともあり、想定外のことが次々と起こり
とても印象的な訓練だったことを思い出します。
まず、予定通りに避難する我々社員の前に会長が、想定外の煙幕とともに立ちふさがり
「こっちはもうだめだー!」と熱演の舞台の幕が切って落とされました。総務は慌てました。
驚愕する社員へ、事務所の北に非常階段があるからそれを使えと指示が飛び、煙にむせながらぞろぞろと一同、北を目指し、非常階段のドアが渋くて開かない!どけ!俺が!というドラマがあったような気もします。そうした波乱万丈をくぐり抜けて社屋前の駐車場に集合したものでした。
さて、本日は二人一組となって消化器を使った訓練がありますよ。火元は小さいプレートのイラストです。
消化器のホースを差し出しながら、火に近づいていき、一人目が火の勢いを鎮めます。
おはよう娘としては、いやいやいや!火は熱いんだから、もっと足をこう踏ん張って、上体は仰け反らせてとついつい演技指導を心中叫びながらこの訓練を見守りました。
数組が淡々と消火をこなします。
もちろん、これは消火訓練であって、消火の演技練習ではないのですが、なんといいますかね、もうちょっと何かこう、迫るものを、この訓練代表者たちには期待していたんですがね。
「消火成功」ですってよ。
やたら成功の文字のテンションが低くて戸惑いました。
さて、初期消火は火が天井まで上がる出火から2分間が勝負だそうです。火が天井まで上がったらもうまたたくまに火は隣室まで延焼するそうですので、あとは人命第一。
何もかもかなぐり捨てて逃げることが大事だそうです。
まずは火事を起こさないこと、起こってしまったら速やかに、連絡そして可能ならば初期消火です。
ご家庭でも年に一度は、ご家族で避難訓練などされてはいかがでしょうか。