Vol20 子供にインスタント食品を与えても大丈夫? 管理栄養士 阿部夢奈
お子様に合わせて
毎日食事を手作りするのは大変だけど、
インスタント食品を与えるのも
健康面での影響がでないのか気になり
悩んでいるお父さんお母さんも
多いのではないでしょうか。
今回は、インスタント食品を与える際に
気を付けたいポイント・上手な
インスタント食品との付き合い方について
ご紹介いたします。
目次
塩分の摂りすぎに気を付ける
家庭でも手軽に作ることができ
利用する方が多い即席めん。
即席めんには
多くの塩分が含まれています。
子供の頃から濃い味に慣れてしまうと、
成人してから薄味に変えるのは、
なかなか難しいといわれているため、
今から薄味に慣れることができるよう
工夫しましょう。
食品添加物の摂りすぎに気を付ける
食品添加物とは
食品の製造・加工のために使われる
調味料や保存料、着色料などのことで
「香りや色付けのため」
「保存性を高めるため」に用いられます。
食品添加物を用いることで、
うま味が増し、その味を保ったまま
食品を保存しておくことが可能になります。
私達の食生活の中で
実際に摂取される食品添加物の量は
基準値よりずっと低い値であると
言われていますが、
摂取のし過ぎは、
大人はもちろん小さなお子様にも
大きな影響をもたらします。
食物アレルギーに気を付ける
食物アレルギーの原因となる牛乳・小麦や
鶏卵などはインスタント食品に
使用されていることが多く、
まだどんなアレルギーがあるか
わからないお子様には
慎重に与える必要があります。
商品のパッケージなどに
アレルギー品目が記載されているため
購入前や与える前に
再度確認することが大切です。
インスタント食品を与える際に工夫したいポイント
□即席めんを与える際は
塩分含有量が少なく、ノンフライの麺を選択する
□別のお湯でスープを薄めて作り、
麺は一度湯がいて茹で汁は捨てる。
□子供用に作られた、
保存料などの添加物が無添加のものを選択する。
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インスタント食品には、
塩分・食品添加物などが多く含まれているため
お子様に与えるリスクはたくさんあります。
無添加のものやノンフライ麺、
子供向けに作られた即席めんなどを活用し
上手に工夫しながら付き合っていきましょう!
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株式会社サノ・ファーマシー
管理栄養士 阿部夢奈