Vol29 食事で免疫力アップ!感染症に負けない体づくり 管理栄養士 佐藤あかり

この時期は保育園や幼稚園、

小学校などで感染症が流行することが多く、

子供も大人も体調には特に注意が必要です。

 

免疫力が低下すると

様々な病気にかかりやすくなってしまいます。

手洗いやマスクなどの

感染症対策はもちろんですが、

ご自身の体の免疫機能を高めて

この冬を乗り切りましょう。

 

今回は毎日の食事の中で、

免疫力を高めるための工夫を

ご紹介いたします。


目次

免疫力を高めるために摂りたい食品

 

腸内環境を整える食品

腸内には体の免疫細胞の

約70%が存在しているといわれており、

免疫力には腸内環境も深く関わっています。

 

善玉菌を含む発酵食品や、

善玉菌のエサとなる食物繊維が豊富な食品を

積極的にとり、

善玉菌を活発化させることが大切です。

 

発酵食品 発酵乳製品 ヨーグルト
チーズ
乳酸菌飲料
納豆
みそ
キムチ 乳幼児は摂取を避ける
ぬか漬け
食物繊維を多く含む食品 野菜
くだもの
海藻類
きのこ類
豆類
大豆製品

抗酸化作用が期待できる食品

ストレスがたまると

自律神経のバランスが崩れ、

免疫力の低下につながります。

 

ストレスにより生じる活性酸素を

抑制する抗酸化作用のある栄養素を含む食品を

意識して摂取しましょう。

ビタミンA・C・Eは

抗酸化ビタミンと呼ばれています。

 

ビタミンAが豊富な食品 緑黄色野菜 にんじん
ほうれん草
小松菜
ビタミンCが豊富な食品 ピーマン
ブロッコリー
じゃがいも
いちご
キウイ
柑橘類
ビタミンEが豊富な食品 かぼちゃ
アボカド
ナッツ類

たんぱく質を含む食品

たんぱく質は病原体や

異物が身体の内部に侵入した際に

駆除する機能を持つ免疫抗体の

材料となります。

 

そのため、免疫力を高めるために

必要不可欠な栄養素と考えられています。

 

たんぱく質が豊富な食品 肉類
魚類
豆類
大豆製品
乳製品

体を温める食品

免疫力は体温が高いときのほうが

よく働きます。

風邪をひくと熱が出るのは、

体の免疫を高めるためです。


体温が低下すると免疫力も下がると

いわれています。

冬は特に、体を温める食品を

意識して摂取しましょう。

体を温める食品 しょうが
唐辛子(乳幼児は避ける)
ねぎ
根野菜
発酵食品

 


まとめ

ここまで免疫力を高めるために

摂っていただきたい食品の

ご紹介をしましたが、

免疫機能を維持・向上させるためには

1日3食、主食・主菜・副菜のそろった

バランスのよい食事を

摂ることが基本として大切です。

 

 

また、食事だけではなく

ストレスをためないようにする、

適度な運動する、

質のよい睡眠をとるなど、

規則正しい生活習慣を心がけることも

大切ですので

無理のない範囲で取り入れてみましょう。


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株式会社サノ・ファーマシー

管理栄養士 佐藤あかり